木のおもちゃ工場 からのお便り

クリスマスシーズンに入りましたが、今日15日を持ちまして、

おもちゃのはクリスマスまでの配達期限の注文を締め切らせていただきます。

 

 

本当は寸前まで受け付けておきたいのですが、

 

なくなく。。。。15日以降にご注文をいただいたお客様、すみません( ;∀;)

 

さてさて、

 

お陰様で香川県の三豊のおもちゃ工場は大忙しです。人数はたったの6名で作っています。

 

 

 

 

板の状態から仕上げの工程までをこの人数で、しかも手作業で行います。

 

 

 

今の時代、多くの工場は機械化されていますから、

 

とても非効率なように聞こえるかもしれませんが

 

この手作業にしか出せないおもちゃ作りこそ、僕たちが大事にしたいことでもあります。

 

 

 

 

木工機械は年々進歩していき、ボタン一つあらかじめプログラムされた形に切ってくれる機械や

好きな文字をレーザーで書いてくれる加工機等、市場にはたくさん出回っています。

 

そんな機械を入れている他工場も多い中、なかよしライブラリーのおもちゃ工場では

 

最低限の効率は重視しつつ、研磨や、文字入れ、そして型抜き等、全てを手作業に

こだわり作っています。

研磨をする機械

 

木をカットする機械

 

 

穴をあける機械

 

 

 

メンテナンスももちろん自分たちで。

 

 

効率悪いな。。と思われるかもしれません。確かに機械でやってしまった方が大量に作れますね。

 

大きな工場では、一日中同じ機械の前で、右から左に材料を流している光景を

見たことがあります。

これにも、傷をチェックしたり、分刻みの効率を考えて改善したり、

機械を使いこなせるような技術も必要ですし、素晴らしい仕事に間違いありません。

 

 

 

しかし、なかよしライブラリーの製造は、これとは違い

使う機械は、削る・切る・磨くくらいの最低限のことしかやってくれません。

 

なので、人の経験と技術がとても大事になってきます。

人が道具や機械を使いこなし、技術を習得し徐々に良いものが作れるようになる。こんなイメージです。

もちろん、最初は何もできませんが、半年、1年とやっていくと、身体が機械の動きに慣れ

徐々に上手くできるようになります。

自分の成長が手に取るように分かるわけです。

 

一つの作業ができるようになったら、今度は次のステップに。

 

そうやって

3年、5年とやっているうちに、一つのおもちゃがきれいに、早く作れるようになります。

 

 

 

モノづくりの楽しさは、自ら手を動かし、自ら機械に触れ、木に触れ、一つの形を作り、

 

そして、経験と知識が付いてきた時、自らデザインできるようになります。

 

そう、”自分が作ったものが、お客様や子供たちに届く”喜んでもらえる!!”

 

これがモノづくりの、なかよしライブラリーで働く人の仕事への活力になっています。

 

最初は、自分が作ったものが商品にならず、材料だけ無駄に使ってしまったりもしますが

技術が上がり、作れるようになった時、それはそれは嬉しい。

 

やっぱり、作っている人が楽しく

向上心を持って取り組める会社こそ、その作り手の思いが通った、良い製品を

お客様に提供できると考えています。

 

 

 

働く職人さんが主役になる会社を目指して

 

今日もひたむきにものづくりに励みます。

 

 

 

以上。三豊おもちゃ工場からでした。