
8月11日は「山の日」
山に親しみ、その恵みに感謝することを目的に制定された、夏の祝日です。
今日は、そんな「山の日」にちなんで、
私たちが「国産の木」にこだわってモノづくりをしている理由を、少しだけお話させてください🌿
「日本の森はたくさんあるのに、木を使っていない?」そんな不思議な現実
実は、日本の国土の約66%が森林なんです。
でも、国内で使われている木のうち国産材はたったの41%にとどまっているといわれています。
つまり、日本の森で育った木よりも、
海を越えて運ばれてくる外国の木が、私たちの暮らしに多く使われているのが現状です。
その結果、森の木々が使われることなく放置され、
手入れされないままの場所が、年々増えているのです。
手入れされない森は、崩れやすくなることも…
森に光が入らないと、新しい木が育ちにくくなり、土もやせていきます。
そうすると、雨が降ったときに土砂崩れの原因になることもあります。
また、木が吸ってくれる二酸化炭素の量も減ってしまい、地球温暖化への影響も心配されています。
なぜそんなことが起きているの?
理由のひとつが、林業の担い手が減っていること。
昔に比べて、森を守る仕事に携わる人がぐんと減っているのです。
森の手入れが行き届かなくなることで、自然のバランスが崩れ、
そこにある木々も“あるのに使えない資源”となってしまっているのです。
国産材を使うことが、森を守る第一歩に
森を守るには、「育てて、使って、また植える」というサイクルが大切です。
だから、私たちは国産の木を使って、価値あるおもちゃや家具をつくることにこだわっています。
国産材を使えば使うほど、森がきちんと手入れされ、林業も続き、
子どもたちが大人になっても豊かな自然が残っていく。
そんな未来につながると、私たちは信じています。
「いいモノを選ぶこと」が、未来の森をつくる
おもちゃや家具は、子どもにとって長くそばにある大切な存在。
その素材やつくりに想いを込めることで、
「モノを大切にする心」や「自然とのつながり」を感じてもらえたらうれしいです。
私たちは、国産材のモノづくりを通して、
おもちゃを手に取るご家族にも、「豊かに暮らす森とのつながり」を届けていきたいと思っています。
さいごに
なかよしライブラリーのおもちゃを選んでくださることが、森を守る小さなアクションになる。
そんなやさしい循環を、これからも一緒につくっていけたらうれしいです🌱