vol.4 実りの秋に読みたい くだもの絵本

なかよしライブラリーの絵本紹介 実りの秋に読みたい くだもの絵本

絵本作家・長野ヒデ子さん(中央)にお声掛けいただき、 絵本コンサート「万物照応~月と星の音楽」へ! 絵本の読み聞かせと、オリジナル楽曲の生演奏♪ 
子どもと大人が一緒に“本物”に出会える、贅沢なひとときでした。 

なかよしライブラリーの絵本紹介 実りの秋に読みたい くだもの絵本

 

まだまだ暑い日が続いていますが、 スーパーには、スイカや桃といった夏の味覚と並んで、 ぶどうや梨など秋の実りも勢ぞろい!

そこで、今回のテーマは、「くだもの絵本」。 
絵本を読みながら「どうぞ」をしたり、実際に食べたりしながら、 親子で、秋のおいしい味覚を味わいませんか。 

なかよしライブラリーの絵本紹介 実りの秋に読みたい くだもの絵本

 

「実りの秋に読みたい くだもの絵本」おすすめ3選 

 

なかよしライブラリーの絵本紹介 実りの秋に読みたい くだもの絵本

 

『ぶどうおいしくなーれ』

 作:矢野アケミ
 出版社:大日本図書

ぶどうがおいしくなる“おまじない”   
人差し指を出して、せーのっ! 
「ぶどーる  ぶどーる  おいしくな〜れ!」 
すると、ぶどうの皮の中から飛び出してきたのは__? 
ページをめくるたびに「えっ!?」という驚きが待っています。
何が出てくるかというわくわく感、親子で一緒に唱えるおまじないが楽しい1 冊です。 

なかよしライブラリーの絵本紹介 実りの秋に読みたい くだもの絵本

 

くだもの 』

 作:平山和子
 出版社:福音館書店

40年以上読み継がれている、ロングセラー絵本。 
次々に登場する写実的な果物は、本当においしそう! みずみずしさまで伝わってきて、思わずよだれが出てくる子も(笑)。 
「さあ  どうぞ」のページで絵本を差し出すと、パクッと食べてくれる!そんなやりとりも魅力です。 さらに、フォークを持つ手にもご注目! 着ている服装で、果物の旬が分かるよう工夫されています。 

なかよしライブラリーの絵本紹介 実りの秋に読みたい くだもの絵本

 

くだものさん』

 作:tupera tupera 
 出版社:Gakken 

ユーモアたっぷりの仕掛け絵本。 
言葉のリズムが心地よく、声に出して読むのが楽しい1 冊です。 「くだものさん  くだものさん  だあれ」と問いかけると、 葉っぱに隠れていたくだものが、ぽろりんと落ちてきます。
落ちてくる瞬間の表情もツボ!思わず笑顔になる可愛さです。 

 

絵本の世界⇆現実を楽しもう

 

なかよしライブラリーの絵本紹介 実りの秋に読みたい くだもの絵本

 

絵本の世界と現実を行き来する体験は、 子どもの「考える力」や「想像する力」の土台になります。 
 
読み終わった後に、本物のくだものを見たり、触ったり、味わったりすると、 絵本で広がった世界が、もっと生き生きと繋がっていきます。 
 
例えば、絵本で見た梨をスーパーで見つけた時の 「あった!同じだ!」という気づきも、未来を支える力を育む大切な一歩。 
親子で一緒に、秋の実りを楽しむ時間になりますように。

ブログに戻る

1件のコメント

秋にぴったりですね。子どもと一緒によみたいです。

とも

コメントを残す

この記事を書いた人

名前:エリー
役割:絵本の魅力を届ける人
出身:愛知県
よくいる場所:
好きな木:ヒノキ(温泉のヒノキ風呂が、最高の癒しです)
好きな言葉:10000 回だめで へとへとになっても10001 回目は 何か変わるかもしれない(DREAMS COME TRUE さんの『何度でも』は、カラオケの十八番♪)

絵本専門士・アナウンサーの野田英里です。
思い出の1 冊は、『わたしのワンピース』 (絵・文 にしまきかやこ / 出版社 こぐま社)
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」
大人になって再会した時、母が読んでくれた抑揚が自然と口をついて出てきたフレーズ。
記憶はなくても、絵本を読んでもらった思い出は、心の奥深くに大切に残っているのだと実感しました。
かけがえのない親子の時間がより豊かになるよう、おすすめの絵本や楽しみ方のポイントなどをお届けしていきます。