Vol.9 不思議で愛らしい「きのこ絵本」

なかよしライブラリーの絵本紹介_不思議で愛らしい「きのこ絵本」

10 月 8 日は「きのこの日」。
この時期、我が家の炊き込みごはんは、とり五目が定番です。
まいたけとしめじを入れて、きのこたっぷり!

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秋になると、落ち葉の下や木の根元からひょっこり顔を出すきのこは、絵本の中でも大人気。
今回は、きのこが登場する絵本をご紹介します。

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「きのこ絵本」おすすめ3選

 

なかよしライブラリーの絵本紹介_不思議で愛らしい「きのこ絵本」

 

『へっこぷっとたれた』

 構成・文:こがようこ
 絵:降矢なな
 出版社:童心社

「おいっちに、おいっちに」と、わらべうたのリズムに合わせて動く、可愛いきのこちゃん。
歌うように読むと、赤ちゃんもママも心地よく、安心感に包まれます。
絵本を読みながら、膝に乗せてトントンと弾ませたり、歩けるようになったら一緒に足踏みをしたり、親子でスキンシップを取りながら楽しめるところも、嬉しいポイント。
「ぷっ」のタイミングで声を弾ませると喜んでくれるので、ちょっと大げさにどうぞ(笑)。

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『キノコのしろちゃん』

 作:真珠まりこ
 出版社: 白泉社

真っ白なキノコの“しろちゃん”。
雨上がりの森をお散歩していると、個性豊かなキノコたちに出会います。
羨ましくて真似をしてみるけど、うまくいかなくて…。
実在するキノコをモデルに描かれた、ありのままの自分の魅力に気づかせてくれる1冊です。
さらに気に入っているのが、キノコたちの「よいおしめりで」という挨拶。
「よいおしめりで」とは、久しぶりに雨が降った時に使う言葉だと知り、日本語の奥深さを感じました。

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『いろいろきのこ』

 作:山岡ひかる
 出版社:くもん出版

2冊目に紹介した『キノコのしろちゃん』は、珍しいキノコが登場する一方、身近なきのこたちが次々と顔を出す『いろいろきのこ』。
まいたけ、えのき、しいたけ、しめじたちが、遊びながら料理に変身していきます。
言葉のテンポが心地良く、赤ちゃんから楽しめる 1 冊。
少し大きくなったら、「次は何になるかな?」と当てっこしながら読むのも楽しいですよ。
読んだ後は、食卓にきのこが並ぶのが、待ち遠しくなるかも。

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親子で楽しむ、きのこの世界

 

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きのこ絵本は、ユーモアたっぷりのものから、心がほっと温かくなるものまでさまざま。
「こんな形のきのこもあるんだね」と、親子で発見するのも楽しい時間です。
食欲の秋。不思議で愛らしいきのこの世界を、親子で味わってみませんか。

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この記事を書いた人

名前:エリー
役割:絵本の魅力を届ける人
出身:愛知県
よくいる場所:
好きな木:ヒノキ(温泉のヒノキ風呂が、最高の癒しです)
好きな言葉:10000 回だめで へとへとになっても10001 回目は 何か変わるかもしれない(DREAMS COME TRUE さんの『何度でも』は、カラオケの十八番♪)

絵本専門士・アナウンサーの野田英里です。
思い出の1 冊は、『わたしのワンピース』 (絵・文 にしまきかやこ / 出版社 こぐま社)
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」
大人になって再会した時、母が読んでくれた抑揚が自然と口をついて出てきたフレーズ。
記憶はなくても、絵本を読んでもらった思い出は、心の奥深くに大切に残っているのだと実感しました。
かけがえのない親子の時間がより豊かになるよう、おすすめの絵本や楽しみ方のポイントなどをお届けしていきます。