Vol.8 秋の夜長に読みたい「お月さまの絵本」

なかよしライブラリーの絵本紹介 秋の夜長に読みたい「お月さまの絵本」

空や風がすっかり秋らしくなってきましたね。 
 
「スポーツの秋!」ということで、先日、両国国技館で開催された九月場所を観戦してきました。 
力士の迫力や熱い声援に、会場全体が大盛り上がり! 
ぶつかり合う音や力強い動きに、わくわくしっぱなしでした。 

なかよしライブラリーの絵本紹介 秋の夜長に読みたい「お月さまの絵本」 なかよしライブラリーの絵本紹介 秋の夜長に読みたい「お月さまの絵本」

 
そんな相撲つながりで、力士が登場するお気に入りの絵本を2冊。 
 

(左)  『とっています』    作:市原淳  /  出版社:世界文化社  
(右)  『犬ずもう』          作・絵:最勝寺朋子  /  出版社:めくるむ 
 
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「お月さまの絵本」  おすすめ3選 

 

日が暮れるのが早くなり、夜空を見上げる時間が増える秋。 
夜風もひんやりして、お月さまの光がより輝いて見えます。 
まぁるい満月、ほそい三日月と、毎日少しずつ姿を変えるお月さま。 
今日は、そんな「お月さま」をテーマにした絵本をご紹介します。 
 

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『おつきさまのパンケーキ』 

 作:真珠まりこ 
 出版社:ほるぷ出版 
 
夜空に浮かぶ、まんまるのお月さま。 
「おいしそうだなあ」と見つめていたら、とろ〜りとけて落ちてきました。 
フライパンに入れてジュージュー焼くと、できあがったのは、ふわっふわのパンケーキ! 
ページいっぱいに広がるパンケーキは、見ているだけで甘い香りが漂ってきそう。 
 
ぽったん、ぷつぷつ、パタン――擬音語も楽しい1冊です。 
おやすみ前やお月見の季節にぴったりの“おいしい絵本”はいかがですか? 
 
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『おつきさま  ひとつずつ』 

 作:長野ヒデ子 
 出版社:童心社  
 
作者の長野ヒデ子さんとお子さんのやりとりから生まれた絵本。 
満月の夜、お月さまを見上げながら、あこちゃんはお母さんに尋ねます。 
「なんきょくにも  おつきさま  あるの?」 
お母さんが「あるわよ」と答えると、あこちゃんは、ほっと一安心。 
 
世界中どこでも、みんなにひとつずつお月さまがある――。 
あこちゃんの素朴な疑問と、それを受け止めるお母さんの優しいやりとりが素敵な1冊です。 
 
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『つきはかがやく』 

 作:パトリシア・ヘガティ 
 絵:ブリッタ・テッケントラップ 
 訳:木坂  涼 
 出版社:ひさかたチャイルド  
 
世界のあちこちで暮らす動物と月を描いた、しかけ絵本。 
型抜きのしかけから少しずつ姿を変えていくキラキラと輝く月は、紙質も美しく、思わず手で触れたくなります。 
 
その芸術性を、さらに引き立てているのが、木坂涼さんの翻訳。 
詩のように優しく、日本語の表現の幅や美しさを、改めて感じさせてくれます。 
子どもと一緒に読むのはもちろん、大人の心もそっと癒してくれる1冊です。 
 
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十五夜を絵本とともに 

 

なかよしライブラリーの絵本紹介 秋の夜長に読みたい「お月さまの絵本」

 

今年の十五夜は、10 月6 日。 
お団子をお供えして夜空を見上げる時間も、秋ならではの楽しみです。 
秋の夜長、絵本を片手にお月さまの魅力を味わってみませんか?

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1件のコメント

秋は空気が澄んで、お月様がより綺麗に見えますね。つい見惚れてしまいます。子どもにとって、月って不思議ですよね!子どものなぜ?って面白いです。子どもと月を観ながらたくさん話がしたくなりました☺️

おらふ

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この記事を書いた人

名前:エリー
役割:絵本の魅力を届ける人
出身:愛知県
よくいる場所:
好きな木:ヒノキ(温泉のヒノキ風呂が、最高の癒しです)
好きな言葉:10000 回だめで へとへとになっても10001 回目は 何か変わるかもしれない(DREAMS COME TRUE さんの『何度でも』は、カラオケの十八番♪)

絵本専門士・アナウンサーの野田英里です。
思い出の1 冊は、『わたしのワンピース』 (絵・文 にしまきかやこ / 出版社 こぐま社)
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」
大人になって再会した時、母が読んでくれた抑揚が自然と口をついて出てきたフレーズ。
記憶はなくても、絵本を読んでもらった思い出は、心の奥深くに大切に残っているのだと実感しました。
かけがえのない親子の時間がより豊かになるよう、おすすめの絵本や楽しみ方のポイントなどをお届けしていきます。