
小さなお子さまとご家族が、もっとくつろげるホテルへ
― 和洋室の活用から見えた「ファミリー目線」の価値 ―
今回は、ファミリー層を中心に人気を集める「和洋室」の活用について、実際に運営をされているホテルの中本様にお話を伺いました。
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コロナ禍で変わった利用者層
—— 最初に、和洋室活用のきっかけを教えていただけますか?
ホテル担当者:
もともと当ホテルは、カップルやご夫婦など2人組の旅行者が多かったのですが、コロナ禍を経て一気にファミリー層のご利用が増えました。
特に小さなお子さま連れのお客様が多くなって、「子連れに優しい部屋づくりをしたい」という思いが強くなりました。
—— そこで、和洋室を活用したプランをつくることに?
ホテル担当者:
はい。ホテルの中にはもともとお子様方に楽しんでいただけるキッズプレイエリアがあったんですが、それだけでなく、「部屋でも安心して過ごせる空間を」と思い、靴を脱いで上がれる和洋室の活用を決めました。

木のおもちゃが、部屋の空気を変えた
—— 和洋室の設備で、特に好評な点はどこですか?
ホテル担当者:
お風呂とトイレがセパレートだったり、ベッドガードなどの備品をあらかじめご用意していたり、細かい配慮もいろいろあるのですが…
いちばん驚かれるのはやっぱり、木のおもちゃです(笑)
—— 反響、大きいですか?
ホテル担当者:
とても大きいです!
「おもちゃで夢中になって遊んで、出かけるのを嫌がった」なんて話もありました。
特に祖父母の方が喜ばれて、「やっぱり木っていいね」とおっしゃってくれることが多いです。
あとは、季節のおもちゃ(クリスマスや節分)も取り入れてもらえて、それもすごく好評です。

リピーターの増加と、嬉しい悩み
—— リピーターのお客様も増えてきたんですよね?
ホテル担当者:
そうなんです。特に、1~2歳のお子さま連れのお客様が多いですね。
0歳と2歳の兄弟・姉妹を連れてご家族で、というパターンも多いです。
こちらの和洋室は大人3名まで泊まれるので、3世代でのご利用も多いですね。(12歳以下のお子様は添い寝無料)
—— いいですね。でも、その分「課題」も見えてきたとか?
ホテル担当者:
はい。嬉しいことなんですが、「また来たら、同じおもちゃだった」と、親御さんがちょっと物足りなさを感じることがあるようです。
お子さん自身は、意外とあまり気にしてないようなんですけど(笑)
—— そこは入れ替えなどの工夫が必要ですね。
ホテル担当者:
まさに今、検討しているところです。新しいおもちゃや遊具を少しずつ入れて、変化を感じてもらえるようにしたいですね。
”入れ替え”が出来るのもこのサービスの魅力の一つですね。

宿泊体験から、つながる広がり
—— 今後やってみたいこと、ありますか?
ホテル担当者:
いくつかアイデアはあって、たとえば滑り台の代わりにトンネル型のおもちゃを置いたらどうか、とか、
お部屋の壁にボルダリング設備を取り入れる案も出ています。
さらに、ファミリー向けの部屋数自体をもう1部屋増やすことも前向きに検討中です。
—— 滞在だけで終わらせない取り組みもあるとか?
ホテル担当者:
そうなんです。まだ計画中なのですが、たとえば、ホテルの近くにある元町店(実店舗)で使えるクーポンコードの発行や、
宿泊のお客様限定でお子さまが好きなキーホルダーをもらえる来店特典も考えています。
滞在の中で、街とのつながりができるような仕掛けができればと思っています。

おわりに
「また来たくなるホテル」を目指して始まった、和洋室の取り組み。
そこには、お子さま連れだからこそ必要な“ちょっとした気づかい”が散りばめられています。
ご家族みんながホッとできる空間づくり、これからますます広がっていきそうです。
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