端材から生まれる、新しい木育体験
2026年1月、兵庫県神戸市の北野坂保育園にて、
おもちゃや家具づくりで生まれた“端材”を使った木育工作イベントを開催しました。
おもちゃや家具をつくる過程で出る小さな木のかけら。
その一つひとつを使って、子どもたちが自由に作品づくりを楽しむイベントです。
木のかけらが、想像力によって新しい姿へと生まれ変わっていきます。

まずは山のおはなしから
はじめに、なかよしライブラリースタッフが
紙芝居「元気な山ってどんな山?」を使ってお話をしました。
「元気な山ってどんな山?」
「木はどうやって育つの?」
子どもたちは興味津々で耳を傾けます。
お話を聞いたあとは、いよいよ制作へ。
端材の箱を開けると、
ふわっと広がる木の香り。
子どもたちは木のかけらを手に取り、
香りを確かめたり、
おもしろい形を見つけたり。
見る・触る・嗅ぐ。
五感で素材に親しむ時間から、制作が始まりました。

いよいよ制作の時間
先生が、どんぐりやまつぼっくり、ポンポン、毛糸、ペットボトルのキャップなどを準備してくださり、工作の時間がスタートしました。
子どもたちは端材を手に取り、
どの素材を組み合わせるか考えながら、
ボンドで一つひとつ丁寧にくっつけていきます。
ステージをつくる子、
テーブルや椅子をつくる子、
小さなお家を形にする子、
カメラを作る子もいました。
同じ端材でも、出来上がる作品はまったく違います。
それぞれの発想が、そのまま形になっていきました。
ここからは、
実際の様子を写真でご紹介します。

テーブルを作ってるよ

おうちだいぶ出来てきたね

カメラを作ったよ!!

ステージの完成♡
先生の声
木育工作を終え、先生に感想をお伺いしました。
Q. 創作キットで遊んだとき、子どもたちの様子で印象的だったことを教えてください。
手にとった物を直感で貼り合わせて作る子ども、頭の中でイメージを膨らませて材料選びを慎重にする子ども、黙々と進むお友だちに圧倒されて何もイメージがつかず手が止まる子ども、一人ひとりの様子が新しい発見でした。
お迎えがくると、保護者の方に自慢げに作った作品を見せ、製作エピソードを嬉しそうに話す様子が印象的でした。
Q. 創作キットについて、先生が感じたことを教えてください。
そだちの積み木イベントを終えた後だった事もあり、端材を見て子どもたちも積み木等の玩具は、本物の木を削って作られているのだと実感できる良い流れでした。
量も十分にあり、子どもの制作欲を満たしてくれる環境でした。
また、子ども自身が思い思いの作品を制作する中で、本物の素材を使った普段できない保育に繋がりました。
答えがない遊びなだけに、子ども一人ひとりの性格等も垣間見ることができました。
なかよしライブラリーが取り組む木育とは
なかよしライブラリーが取り組む木育は、
木を知り、感じ、そのうえでつくることを大切にしています。
山で育った木は、家具やおもちゃへと形を変え、
その過程で生まれた端材もまた、大切な素材です。
素材の香りや手ざわりに触れながら、
自分の手で新しい形を生み出す。
知ることから始まり、
感じて、つくる。
その体験が、自然とのつながりや、
ものを大切にする気持ちへと広がっていきます。
これからも、木の物語が子どもたちの手で続いていくような、
そんな時間を大切に届けていきたいと思います。

