CRAFTMANSHIP

子どもと向き合う現場から始まりました
なかよしライブラリーのものづくりは、保育の現場から始まりました。重度心身障害児施設で働きながら感じたのは、子どもたちが安心して遊べるおもちゃの少なさでした。
角が尖っている。
塗料が不安。
少し目を離せば怪我と隣り合わせ。
「ないなら、自分でつくろう。」
角を丸くし、塗装をせず、安全に配慮した木のおもちゃをつくりました。子どもたちが夢中になって遊ぶ姿が、創業の原点です。

素材と加工 — 本物をつくる責任
私たちは材料の調達から設計、製造、販売までを一貫して行っています。
丸太の状態で仕入れるのは、接着剤を極力使わないため。塗料は亜麻仁油を主成分とした自然塗料のみ。ホルムアルデヒドやトルエンなどの化学物質を排除しています。
創業者自身が化学物質過敏症であることもあり、「自分が使えないものは、子どもに使わせない」という姿勢を貫いてきました。
磨きは手仕事。赤ちゃんが思わず口に入れてしまうほどの滑らかさを目指しています。本物の素材に触れることが、子どもの感性を育てると信じているからです。

子ども観と遊びの価値
電池で動くおもちゃは、最初は面白い。でも動きは同じ。やがて飽きてしまう。
私たちは、「自分で操り、自分で考えられるおもちゃ」こそ価値があると考えます。主役はあくまで子ども。おもちゃや家具は、子どもの発達を支える“道具”です。

保育現場で見てきた、持ち上げられない椅子、届かない棚、危険な角。それらを一つずつ改善してきました。30年以上支持されている理由は、流行ではなく、子どもの身体と発達に向き合い続けてきたからです。

安全と感性を育てる設計
国産材を使用し、着色はしません。木が本来持つ色や木目を生かします。
現在は15種類以上の材種を使い分け、適材適所で設計しています。節も欠点ではなく、森が育てた個性。「森の恵みをそのまま家具にする」という考えで、無垢材の家具づくりも進めています。
自然のままを受け入れること。それも、子どもに伝えたい価値の一つです。

森と社会への責任
日本の森林率は高い一方、国産材の自給率は45%ほど。国産材が使われなくなることは、山の放置や災害、林業の衰退にもつながります。
私たちは国産材を使うことを軸に、森と社会が循環する仕組みを支えたいと考えています。子どもたちが木に触れることは、
未来の環境への意識にもつながる。それも、私たちのものづくりの責任です。
