おはようございます。
寒波がやってきてとても寒い毎日が続いています。
12月初めの今日は広島に出張に来ています。
いつもは、あっという間に一日が過ぎ去るので、もうこんな時間か
と思うことが多いのですが、お店の売り場で流れるお客さんを眺めていると
まだこんな時間かと思ってしまいます。
同じ貴重な時間は大切に、そして有意義に使いたいものです。
モノづくりの現場では、焦りや、急いでバタバタ作ってもけしていいものは出来ないと
思っています。しかし、そこに、モノづくりに没頭する力が付けば、
いつの間にか、こんな時間に。という風に時間の経つのも忘れてのめり込めるものです。
自分が興味のあること、好きなこと。これに打ち込んで10年、20年と仕事を続けられたら
これは幸せなことです。
なかよしライブラリー三豊工場は今日も大忙し。
みんなモノづくりに没頭しているようです。
くるまセットうん百台を製作中。
忙しや忙しや。
クリスマスシーズンでとてもお待たせしています。
それでも、間に合わないお客様もいるわけで、年が明けてからのお届けに
なることも、しばしば。
お客様の良いものを、この日までにほしいという欲求をできる限りかなえてあげられるように
頑張って作ります。
サクラの木で作る、車セットの踏切のパーツ。
この時期に製作している、サクラの木は岐阜県産のサクラです。
きめ細かく、磨くとツルツルになります。
近頃お問合せでよくいただくのが、どこ産の木を使っていますか?ということ。
なかよしライブラリーでは、国産材の使用割合が95%以上です。
一昨年の冬に伐採した木を、乾燥を経てこうして今使うことが出来ています。
なかよしライブラリーで使用する木材の産地は高知県・岐阜県・奈良県・北海道
このあたりの木を使用しています。
なかよしライブラリーで使用する木材については
着色をしていないので、もともとの色のきれいな木を選んで使っていることになります。
日本の木はその色が非常にきれいで、板に加工をすると
そのきれいさが際立ちます。
では、この奇麗な色の部分って木のどの部分なのでしょうか。
木には辺材と心材があります。
色が濃い部分というのは心材(木の中心に近い方)になります。
その周りにあるのが、まだ辺材になります。
使っているのは色のきれいな古い方の心材です。硬くて狂いが少ないのが特徴です。
この心材を使うからこそ、きめ細かくて気持ちのいいおもちゃが出来るわけなのです。
試作・キツネの時計!(^^)!
この黄色と白のコントラストは、さっきの心材と辺材の
ちょうど間を使っています。
色の違いはこんな感じで
デザインに生きてきます***
広葉樹の端材がたくさん出ます。
このあたりのお家はマキを使うお家も多く、
すぐになくなります。
おもちゃ作りを通じて
100年近く育った木を余すことなく、活用していきましょう。