毎年の事ですが、お隣の香南市の【地域活動支援センターあけぼの】さんから実習生が就業体験に来ていただいています。
19歳のK君です。
レクチャー担当は岡さん。どんな仕事ができるのか試行錯誤してK君に仕事をお願いするのですが、やはり言葉だけではなかなか伝わらないようです。道具の場所、朝来たらすること、帰る時にすること。「枝を縛ってこの場所に、この向きに置くこと。何個出来たら声をかけてほしい」など。理解できるレベルを考えながら対話していくのは大切なコミュニケーションです。
例えば、「休憩室はここだよ。」って僕たちなら1回聞けば理解できますが、K君はなかなかそれが覚えられません。
岡さんが工夫してくれたのは、【休憩室の看板】を貼ること。今朝来たら出来上がっていました。「これなら忘れてもみればわかる」って。
普段から会社で言っていることは、
「誰が見ても分かる場所に戻すこと」「誰でも理解できること」この”誰でも”っていうのを社内だけで考えていました。もっと視野を広げると、”誰でも”ってのは社員だけじゃなく、お客さんや実習生にも理解できる状態ですよね。
そこまで分かりやすくなるとみんなの仕事もしやすくなる。
部屋に表示ができたことで、扉の雰囲気も良いし(木だからなおさら)誰が見ても分かりやすいし、ブタくんもいて和むし、何だか良くなりましたね。
慣れていない実習生をレクチャーすることで、社員や僕も気づかされることが多い。逆に僕たちの方が勉強になっているんじゃないか。
用意する仕事一つ一つも、頭をひねり考える。
普段気が付かないことを発見できます。
これもまた仕事の面白さだと思います。