学用品しっかり収納チェスト

学用品しっかり収納チェスト〜学習デスクの横に〜

小学校入学と同時にランドセルをはじめたくさんの教材が家に増えます。床に出しっぱなしでは見栄えが良くないですね。学用品を“しっかり”収納できる。名前そのままに使っていただけると嬉しいです。

ランドセルや教材を収納

ランドセルってどこに置かれますか。リビング？それとも玄関。身支度を整える時には床や机の上等の台に乗せて行います。そのため、ある一定のスペースが必要になるはずです。 一番スムーズなのは戻す場所があって、その収納家具の前にスペースが確保されていると子供たちはランドセルを広げ、身支度を整えられます。

シンプルな構造に

収納棚は様々な用途に使えると便利です。成長に合わせて使えますし、生活スタイルの変化には収納物を同時に変えていくからです。そのため、できるだけシンプルな木製棚にしました。引出しと可動棚とオープンな開口スペース。これで大体のものは収納できます。

こだわりのポイントをご紹介します。

全て木で製作された本棚を探そうと思ってもなかなか見つからないのが現状じゃないでしょうか。これだけものにあふれている世の中でもです。なかよしライブラリーの子供家具が他社製品と何が違うのかご説明いたします。

〜大人デザイン〜

商品デザインを考える時にはまず、お客さんからのニーズを拾い、スケッチから 書き上げていきます。木製の家具は大切に使えば100年以上使えます。人よりも長い寿命なので、子供の時期だけで考えるのはとてももったいない！！常に学生になっても、大人になってもずっと使い続けられるデザインで考えています。木製でシンプル。大人こども家具がデザインコンセプトです。

〜自然に近い状態で使ってほしい〜

なかよしライブラリーの子供用家具は高知県産のヒノキを主材料として使っています。樹齢は50年〜70年程の良質材です。節が少なく良い部分だけを使用しますので材料費は決して安くはないのですが永く愛用していただくにつれ、飴色に変化し、艶が良くなります。時代の流れと共に、人工素材の木目“調”が使われることも多くなりましたが、接着剤から出る有害物質の人体被害を考えるとやはり子供たちには天然木を提供したいと考えます。

おすすめポイントその３ 〜安心安全の自然塗料を使用〜

最もなかよしライブラリーが時間をかける作業工程は塗装＆研磨です。研磨は子供たちに安全であることを重要視していますので、角は丸く、触っても痛くないように仕上げます。何度も磨きますので出来上がりはツルツルに仕上がります。そして塗料。塗料は植物性由来のリボスオイルを使用します。亜麻仁油・エゴマ油などの植物油を木部に浸透させながら磨きながら仕上げていきます。石油系の塗料ではないので嫌な臭いはなく、木の木目をひき立たせてくれます。何よりマスクなしで塗れるほど、人体には無害の塗料。もちろんおもちゃの塗料にも同じものを使用しています。

細部にわたって丁寧なつくり

側板と中板の接合部分や角の丸み等細部に至るまで細かく研磨をし、丁寧に塗って仕上げます。触った時に思わず頬ずりをしたくなるレベルの仕上がりです。ツルツルで気持ちいい！！こう言っていただいて初めて、なかよしライブラリーのモノづくりができたと感じます。香りや肌触りなど5感で体感してほしいです。

香る引出し

引出しの底板には杉の一枚板を使用します。引出しは合板やベニヤ板を使用するケースが多いのですが、なかよしライブラリーでは木製にこだわり日本建築の天井板と同品の杉一枚板を使用します。開けた時の香りが抜群に良く、部屋全体を木の香る空間にしてくれます。

可動式の棚

棚板は可動式です。30mm毎に変更できます。当初は固定式で設計しましたが、入れるものも変わってきます。小学校低学年の時は下の方にランドセルを収納すると良いでしょう。自分の目線よりも下にあると出し入れしやすくなります。また年齢を重ねていくと、【絵本】から【図鑑】や【参考書】に変わっていきます。ハードカバーの分厚い本を下部に置き、徐々にかばんなどは上に移動して使って下さい。

見えない背面も木をふんだんに使う

背面は家具にとって壁に面する部分なので、合板や木目プリントを使用するケースが多いのですが、なかよしライブラリーでは本物の木を貼っていきます。実は背面からの見た目より、正面の本と本の間から見える板が非常に奇麗なので、そのビジュアルを大切にしているのです。背板に使用しているのは無節の四万十ヒノキ。香りがよく住宅の床材としても使用している良品です。

取りやすさを重視

開口部分の高さは約80cmになります。この高さは大人の身長でモノをおいたり、腰をかがめなくても出し入れしやすい高さです。身長が伸びてくると使用頻度が高いものを置くことをおすすめします。

お届け後のお話し

梱包は一つです。段ボールを開けるとそのままご使用いただけます。組立は不要です。

大切なお宅を傷つけにない工夫

同封のフェルトを脚の下に貼って下さい。家具を動かす時にスムーズに、そして床を保護する役目があります。

製作者コラム

10年以上前に、婚礼家具の販売に携わっていました。木製タンスの引出しを出し入れすると、隣の引出しが勝手に開きます。「枠に対して職人さんが引出しをピッタリに作っているから空気に押されてこうなるんだ」と教えてもらったのを覚えています。良い作り＝寸法をミリ単位で合わしていく。この固定概念がなかよしライブラリーの職人さんにも少なからずあります。学用品しっかり収納チェストの引出しも空気に押されて勝手に出てきます。良いものを作り続けたいです。