新潟からインターン生

初日にはまず工場内を見学させていただきました。普段は見ることのない大型の木工機械や設備にドキドキが止まりません。

　製品が出来上がるまでの作業工程とともに工場内を進んでいくと、あることに気が付きました。なぜか鉋が見つかりません。代わりにたくさんのサンダーが目に入ります。鉋（かんな）もサンダーも木の表面を滑らかにするため使う工具なのですが、なぜでしょうか。社長の濱田さんに尋ねたところ、「初心者の方でも作業ができる」ということを大事にし、難しい作業を減らしているからだそうです。初心者にも優しい現場というのは、作業のスピードを上げることと、木工の厳しく難しいイメージを変えることにつながります。新しい人の入って来やすい現場作りに、なかよしライブラリーという会社がどんな会社なのかが見えて来ると思いました。

　職人さん達には、質問させていただいたり、作業をしている写真を撮らせていただきました。作業中にもかかわらず丁寧に対応してくださりありがとうございました。

　インターンでは、営業の方々に交じりながら、パンフレットの送付作業、お客様の発注処理、具の作図、キッズルームのメンテナンス等の仕事を体験させていただきました。

　特に印象的だったのは、キッズルームのメンテナンス作業です。キッズルームをレンタルしているお店に直接行き、螺子（ネジ）の緩みや掃除をしていきます。何回お子様が触れられる場所だと木なので黒くなっていきます。そのように汚れているところを研磨し、綺麗にするのも営業の方の仕事だと知り、とても驚きました。営業の仕事と言うと商品の販売をするイメージがあったのですが、そうではなく、商品を使ってくれるお客様とのコミュニケーションや必要とされるものを考えるのが営業なんだと知りました。

後半は神戸の元町にある店舗でお世話になりました。神戸店ではワークショップへの参加や商品の梱包作業をさせていただきました。

　ワークショップではおもちゃ箱づくりお客様と一緒に作っていきました。ワークショップを行う場所をPOLAさんにお借りし、木のタイルを置きおもちゃを配置してワークショップ用のスペースを作ります。

　おもちゃ箱は小さいお子さんでも組み立てやすく、タイヤがついてどこでも一緒に行くことができます。出来上がったおもちゃ箱を引っ張りながら遊ぶ姿を見て、「気に入ってくれたのかな」と思い嬉しくなりました。お客様へ対応だったり、嬉しい声を実際に聴くことができとても勉強になるとともに、楽しかったです。

　お店内では、郵送用のおもちゃをラッピングしたり、カトラリー作りのワークショップの準備を糸鋸を使い行わせていただきました。

　店頭には商品が展示してあるのですがそのさらに横に糸鋸も置いてあります。パフォーマンスとまでは言えませんが、多くの人が通る中糸鋸で作業をすることになりました。人通りがある中での作業はとても緊張しました。ですが、同じ作業を繰り返せば緊張も解けるもので、立ち止まって見てくれる方にあいさつする余裕も最後には出てきました。なかなか経験することができない機会を与えてくださった神戸店のお二人には大変お世話になりました。ありがとうございました。

　多くのことを体験でき、学べた一週間でした。なかよしライブラリーの社員の方々にはとても良くしてもらい、感謝してもしきれません。

　今回のインターンシップで経験し、学んだこと気づいたことを活かし自分自身も成長していけたらと思います。

　長くなりましたが、ありがとうございました。