Vol.15 芸術の秋に読みたい アートを感じる絵本

なかよしライブラリーの絵本紹介 芸術の秋に読みたい アートを感じる絵本

初めての育児は不安でいっぱい。
少しでも安心して過ごせるよう利用したのが『産後ケアホテル』です。
24時間いつでも預けられるサービスや、助産師さんによる授乳・育児指導を受けることができ、出産後の体と心をゆっくり休めることができました。

産後ケアホテルで絵本タイム 


子どもとの絵本時間も楽しみのひとつ。
まだ首が座っていないので、隣で仰向けになりながら読んだり、寝かせた上でページをめくったり。
小さな手足をそっと動かし、声に反応してくれる瞬間には、ほっこりします。

 

新米の美味しい季節ですね


最近のお気に入りは、『おにぎりくんがね‥』(作・絵 とよたかずひこ / 童心社)。
妊娠中に毎日おにぎりを欲していたこともあってか、子どももおにぎりに興味津々。
絵本の中のおにぎりを口元まで持っていくと、ぱくぱく食べてくれます。

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芸術の秋。街のあちこちでアートに触れる機会が増える季節ですね。
絵本は、子どもが初めて出会う「芸術」といえる存在。
プロが描く線の表情や色使い、言葉のリズムが、ギュッとつまっています。

今回は、芸術の世界へ旅できる「アート絵本」をご紹介します。


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おすすめ絵本3選
 

なかよしライブラリーの絵本紹介 芸術の秋に読みたい アートを感じる絵本

『てん』

 作・絵 : ピーター・レイノルズ
 訳 : 谷川俊太郎
 出版社 : あすなろ書房

絵を描くのが苦手で、白い紙の前から動けないワシテ。
そんな彼女に、先生が「なにかしるしをつけてみて」と語りかけます。
苛立ちまじりに描いた小さなてん

それを受け止めてもらえたことが、ワシテの心に小さな自信の芽を育てます。

子どもの可能性は、大人の温かいまなざしや何気ないひと言で開いていくもの。
ママの心にも響くアート絵本です。

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 芸術の秋に読みたい アートを感じる絵本

『かたちえほん おはなさん』

 作 : わたなべちなつ
 出版社 : 小学館

開くと、おはなの形になるアート絵本。
丘の上に咲く花が想像する、空を飛んだり、友だちを見つけたりする自由な世界。
前後のページが交差しながら、物語が繋がっていきます。

思うようにいかない時は、深呼吸。ゆっくり、自分のペースで大丈夫。
柔らかな言葉と優しい絵に、大人も癒される1冊です。

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なかよしライブラリーの絵本紹介 芸術の秋に読みたい アートを感じる絵本


『じゃない!』

 作チョーヒカル
 出版社 : フレーベル館

新感覚の写真絵本。
バナナに見えたものが、実はきゅうり。いちごかと思えば、まさかの__!?
緻密なペイントは本物のようにリアルで、つい目をこらしてしまいます。

「これって○○?」と思ったものが裏切られる、驚きの連続。

インターネットで何でも調べられる便利な時代。
でも、見たり聞いたりしたことが、全て本当とは限りません。

固定観念にとらわれず、自由に考える楽しさを教えてくれる1冊です。

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絵本が育てる感性の芽

 

なかよしライブラリーの絵本紹介 芸術の秋に読みたい アートを感じる絵本


絵本を通して、色や形、言葉に触れる時間は、子どもの感性をそっと耕してくれます。
親子でページをめくりながら、感じたことを共有するひとときは、かけがえのない宝物。
その時間が、小さな感性の芽を伸ばすきっかけになれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

名前:エリー
役割:絵本の魅力を届ける人
出身:愛知県
よくいる場所:
好きな木:ヒノキ(温泉のヒノキ風呂が、最高の癒しです)
好きな言葉:10000 回だめで へとへとになっても10001 回目は 何か変わるかもしれない(DREAMS COME TRUE さんの『何度でも』は、カラオケの十八番♪)

絵本専門士・アナウンサーの野田英里です。
思い出の1 冊は、『わたしのワンピース』 (絵・文 にしまきかやこ / 出版社 こぐま社)
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」
大人になって再会した時、母が読んでくれた抑揚が自然と口をついて出てきたフレーズ。
記憶はなくても、絵本を読んでもらった思い出は、心の奥深くに大切に残っているのだと実感しました。
かけがえのない親子の時間がより豊かになるよう、おすすめの絵本や楽しみ方のポイントなどをお届けしていきます。