初めての育児は不安でいっぱい。
少しでも安心して過ごせるよう利用したのが『産後ケアホテル』です。
24時間いつでも預けられるサービスや、助産師さんによる授乳・育児指導を受けることができ、出産後の体と心をゆっくり休めることができました。
産後ケアホテルで絵本タイム
子どもとの絵本時間も楽しみのひとつ。
まだ首が座っていないので、隣で仰向けになりながら読んだり、寝かせた上でページをめくったり。
小さな手足をそっと動かし、声に反応してくれる瞬間には、ほっこりします。

新米の美味しい季節ですね
最近のお気に入りは、『おにぎりくんがね‥』(作・絵 とよたかずひこ / 童心社)。
妊娠中に毎日おにぎりを欲していたこともあってか、子どももおにぎりに興味津々。
絵本の中のおにぎりを口元まで持っていくと、ぱくぱく食べてくれます。
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芸術の秋。街のあちこちでアートに触れる機会が増える季節ですね。
絵本は、子どもが初めて出会う「芸術」といえる存在。
プロが描く線の表情や色使い、言葉のリズムが、ギュッとつまっています。
今回は、芸術の世界へ旅できる「アート絵本」をご紹介します。
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おすすめ絵本3選

『てん』
作・絵 : ピーター・レイノルズ
訳 : 谷川俊太郎
出版社 : あすなろ書房
絵を描くのが苦手で、白い紙の前から動けないワシテ。
そんな彼女に、先生が「なにかしるしをつけてみて」と語りかけます。
苛立ちまじりに描いた小さな“てん”。
それを受け止めてもらえたことが、ワシテの心に小さな自信の芽を育てます。
子どもの可能性は、大人の温かいまなざしや何気ないひと言で開いていくもの。
ママの心にも響くアート絵本です。
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『かたちえほん おはなさん』
作 : わたなべちなつ
出版社 : 小学館
開くと、おはなの形になるアート絵本。
丘の上に咲く花が想像する、空を飛んだり、友だちを見つけたりする自由な世界。
前後のページが交差しながら、物語が繋がっていきます。
思うようにいかない時は、深呼吸。ゆっくり、自分のペースで大丈夫。
柔らかな言葉と優しい絵に、大人も癒される1冊です。
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『じゃない!』
作 : チョーヒカル
出版社 : フレーベル館
新感覚の写真絵本。
バナナに見えたものが、実はきゅうり。いちごかと思えば、まさかの__!?
緻密なペイントは本物のようにリアルで、つい目をこらしてしまいます。
「これって○○?」と思ったものが裏切られる、驚きの連続。
インターネットで何でも調べられる便利な時代。
でも、見たり聞いたりしたことが、全て本当とは限りません。
固定観念にとらわれず、自由に考える楽しさを教えてくれる1冊です。
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絵本が育てる感性の芽

絵本を通して、色や形、言葉に触れる時間は、子どもの感性をそっと耕してくれます。
親子でページをめくりながら、感じたことを共有するひとときは、かけがえのない宝物。
その時間が、小さな感性の芽を伸ばすきっかけになれば嬉しいです。
