
はじめまして!絵本専門士・アナウンサーの野田英里です。
社会人のスタートは、幼稚園教諭でした。
その後、アナウンサーに転身しましたが、立場が変わっても子どもたちと関わりたいと、15 年以上、絵本の読み聞かせを続けています。
現場経験を重ねるうちに、「絵本を通して、もっと子どもやママに寄り添いたい」と思うようになり、絵本専門士の資格を取得。
さらに、大学院で初等教育を学び直し、今は、親子で楽しめるおはなし会や、ママ・プレママのための絵本講座などを開催しています。
これから、ご家庭の絵本時間が、より楽しく、幸せなひとときになるような情報を発信していきます。
どうぞ、よろしくお願いします。
今月のテーマは、
「はじめての読み聞かせにおすすめ“ファースト絵本”」
読み聞かせって難しい?
0~1歳のママさんとお話をしていると、よくこんな声を耳にします。
「赤ちゃんに絵本を読んでいるけど、聞いているのかな?」
「ページをめくるだけで終わっちゃった」
絵本を読んであげたい気持ちはあるけれど、反応が薄いと「これで合っているのかな?」と不安になりますよね。
でも大丈夫!
この時期の絵本は、ママの優しい声と笑顔を届けるコミュニケーションツールです。
リズムで楽しむ"ファースト絵本"おすすめ3選
実は、先行研究でも、絵本を読むと、赤ちゃんとママがお互いに幸せな気持ちになれると証明されているんです。
とは言っても、初めての読み聞かせは、ママもドキドキ。
そこで今回は、「読みやすい♪自然とリズムをつけられる絵本」を3冊ご紹介します。

『いろいろばあ』
作 : 新井洋行
出版社 : えほんの杜
カラフルな絵の具たちが、「いろいろ…ばあ!」と登場!
赤ちゃんが大好きな「いないいないばあ」のリズムで楽しめます。
ママの「ばあっ!」に、赤ちゃんも思わず笑顔に。
親子のやりとりが自然と生まれる、読み聞かせデビューにも、おすすめの1冊です。

『へっこぷっとたれた』
構成 文 : こが ようこ
絵 : 降矢 なな
出版社 : 童心社
リズミカルな言葉と優しい絵を一緒に楽しめる「わらべうた絵本」。
テンポよく歌うように読むと、赤ちゃんも思わずにっこり笑顔に。
最後のページに、ふれ合い遊びの仕方も書いてあるので、読み終わったら、赤ちゃんをお膝の上に乗せて、リズムに合わせて弾ませながら遊んでみてください♪

『だるまさんが』
作 : かがくい ひろし
出版社 : ブロンズ新社
「だるまさんがころんだ」のリズムで読める絵本。
ママ自身が知っているリズムなので、読みやすく、自然な抑揚で読むことができます。
「だるまさんが…」のタイミングで体を揺らしたり、間をたっぷりとってから、勢いよくページをめくると、赤ちゃんも大喜び。
親子でコミュニケーションをとりながら楽しみましょう♪

大切な親子の時間に
赤ちゃんにとって絵本は、単なる読みものではなく、ママやパパと過ごす大切な時間
目と目を合わせたり、笑いかけたりしながら読むことで、「あなたが好きだよ」という気持ちを自然に伝えられます。
そして、赤ちゃんが笑ってくれたら、今度は、ママの心がぽかぽかに。
まずは読みやすい絵本から始めて、「好き」のキャッチボールをたくさん楽しんでくださいね!