やめてみたら意外と良かったこと。

こんにちは。昨日から北から強風が吹き荒れ、天気は大荒れの一日です。4月では珍しい気温も10度前後で高知でも山間部では雪も。

さて今日はやめてみたらいろいろと良かったことについて、仕事の中で発見がありました。この1か月間緊急事態宣言が出て、実店舗の休業を決めましたが、働いてくれてる川添さんや桑田さんの仕事をどう作ろうか。ん~いろいろと悩みました。

で、最終的に香川のおもちゃ工場で、各自が出来ることをしてもらうことに。神戸店が休業なのでその分売り上げが無くなってしまうから、超絶不安でしたが、休業してみると、あれ普段は気が付かなかったこと。。。あるやんいっぱい!って状態になったのです。

例えば、うちの社員さんは今22名の方が働いてくれていますが、そのほとんどが製造。HP周りのことをしたり、新たな企画を考えたりすることに人員を回せていないのが現状なのです。

製造の合間で新しいアイデアを考える。。←これ出来そうですが、製作が忙しいと試作の時間が確保できない。

反対に販売の二人はアイデアはあるけど作る時間や場所がなかった。。なので今は新しいアイデアを形に起こす絶好のタイミングやんか!

あとは、端材。家具もおもちゃもたくさんの端材が出るけど、その処理方法についてはずっと保留にしてきた。きっといい使い道がある。と思いながら手が付けられず放置。

過去に僕が考え付いたのは夏休みのキャンプの火付けにいかが?という、レベル1の発想。。。(笑)

店を休業したらできたこと

コロナウイルスで無期限休業状況に置かれてみて、初めて、「この機会に普段手つかずの整備を進めてみよう」という思考に切り替わったのです。

それで、実際何をしているのかというと、こんなこと。

なかよしライブラリー 三豊工場
神戸店店長の川添さん

高知工場や香川のおもちゃ工場の端材に囲まれて、「これは面白そう」とか「自宅待機の子どもたちにはこんなおもちゃが」とか今だからこそできるアイデアを出しまくっている店長の川添さん。これから何ができるのか分かりませんが、僕はめちゃめちゃ楽しみにしているんです。

そして、桑田さんはというと、レーザー加工機の前でパソコンを使いながら、5月限定のこいのぼり人形の名前入れ(お客様一人一人にオーダーで名前を入れます)をしています。うちへの志望動機はもともと、”おもちゃを作りたい”だったので、製造の仕事に関われてとても充実の日々。(多分。。。)

なかよしライブラリー 三豊工場
桒田さん

それにしても、机の上がめちゃめちゃです。もう少し広いテーブル?が必要かもしれません。こういうデジタル系の機械を使いこなすのはやはり向き不向きがあって、桑田さんは得意な方ですね。サクサク覚えてチャッチャとやっています。

ちなみに桑田さんの場合は糸鋸などの木工作業の基礎力がめちゃ高くて、直ぐに戦力になれるということが今回で分かってしまった。こ、これはお店より工場勤務の方が良いのでは?なんて、想いもよぎる。。

日頃の業務内容を変え、まったく違うことをやると、「こんなことが得意だったんだ」という僕の気付きとか「お客さんは今こんな商品を求めていますよ」という販売目線での意見を聴くことができる。

で、「じゃあやってみよう!」っていつもならここで大体「誰がいつやるの?」「いつやる?」「製造は忙しくて時間が。。。」になって企画倒れ。。進んでもお客様へのお披露目が半年先ってこともザラにある。これはそもそも仕組みが出来ていないから経営者の責任なんんだけど。(すみません)

でも今は、余剰の人員がいるではないか。店舗の2名が販売の仕事が出来ない分、端材の活用や、新しい企画、今の商品の見直しをこの1か月で進めてくれます。具体的には。。。

  • おもちゃ全商品の遊び方動画説明
  • 端材を活用したお楽しみ商品の企画
  • なかよしライブラリーとは何ぞや?を分かりやすく説明する動画

やることを上の3つに絞って、お客さんにもっとうちのモノづくりのことを知ってもらえるようにHP製作メインで進めていくことに。

店舗をやらない!!って決めると空いた時間に【重要だけど緊急じゃない仕事】を入れられる。ようは先を見据えた未来の仕事を創造するってことに時間を割ける。

新型コロナウイルスで実店舗はもちろんピンチ。けど、その出来事をどう捉え、前向きな行動に変えていけるかどうかは、出来事への向き合い方次第です。

つまりは今がいろいろチャンスなのだ!!

働き方もこれを機にいろんなワークバランスを試してみよう。在宅勤務が可能な営業職や、HP作成の仕事、それに事務作業においても在宅で可能な状況。最初はいろいろと不具合を想定するけど、やってみるとそれが意外に困らない。そういうもんだった。。。盲点だった。今まで分からなかった。

何事もプラスに変えられる。出来事をどう捉えるかで僕の未来も会社の未来も変わる気がします*