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ダイニングテーブルのメンテナンス
今日は、土佐市のお客さんのところにヒノキのダイニングテーブルのメンテナンスへ行ってきました。1年半前に買われたダイニングテーブル。「よく使うところのオイルが取れた気がして・・・」と。それなら一度オイル塗に行きましょうということで、全体的に専用のメンテナンスオイルを塗ってきました。その様子をご紹介。
1年使っていてもキレイ
「手入れできていなくて。。」とお客さんは言っていましたけど、全然きれいですよ笑。まだ色焼けなどもなく、すごくきれいに使われています。メンテナンスの必要あまりなさそう。。と思いきや。触ってみると、買われたばかりの時の艶感は少し薄れています。
毎日食事が終わったら、水拭きされるので、お子さんが食べこぼしたところは特任入念に拭かれるそうです。なので、オイルの艶が弱くなっていました。これは冬場のお風呂上りに肌が乾燥するのと一緒で、天然木のオイル仕上げの家具は乾燥してきたら自然オイルを木肌に浸透させてあげることで、艶感が戻ってきます。天然木オイル仕上げの家具ならではですね。
まずは、表面のかさつきを落とすため(表面は水分が入ることで木肌が立っている状態で乾燥気味)240番の紙やすりで木目に沿ってこすります。次にもう少し細かく削れる320番の紙やすりで同じようにこすります。徐々に細かい番手にしていくことが大切です。
表面を削ると、木くずとオイルが付着しますので、削れなくなったら、サンドペーパーを交換してください。ホームセンターなどで販売していますが、なかよしライブラリーのメンテナンスキットをご購入してもついています。
植物油を塗ります
次になかよしライブラリーで販売している”メンテナンスオイル”をスポンジに付けて、木目に沿って、丁寧に塗っていきます。
オイルを引き伸ばします。一部分だけでなく全体的に塗り伸ばすイメージで、体重を乗せ、木肌に浸透させます。
オイルが乾くまでは半日~1日置いてください。十分にオイルが乾燥したらサラサラの木肌に戻ります。
凹み、傷の修正
写真のように、凹んでしまった場合の修正方法。これはアイロンを使って直していきます。表面のオイルをまずはとるために240番の紙やすりで研磨し、表面のオイルを剥がした後に。。。
アイロンを当てます。
水に浸した雑巾(滴るくらい)を木部に敷き、その上から高温のアイロンを当てます。蒸気があがりますが、大丈夫!このままゆっくり5秒待って、持ち上げると凹みが徐々に膨らんでフラットな状態に戻ってきます。これを3~4回繰り返します。
仕上げは紙やすりとオイル
凹みが戻ったら、木肌が十分に乾くまで待ちます。そのあと、再び木目に沿って紙やすりで表面を均した後に、メンテナンスオイルを浸透させていきます。これで完成!!
以上メンテナンスの実例でした♪